雨の日に行くべきところを開拓しました。日本玩具博物館
また、今日も小雨模様。妻を仕事場に送った後、その足で日本玩具博物館に行くことにしました。ここに行くのは初めてですが、調べてみるとレトロなおもちゃなど見れそうなのでいい写真が撮れるのではないかと少し期待していました。
辺鄙なロケーション
所在地は姫路市香寺町、播但連絡道の船津ICを降りるとすぐなのですが、田んぼの中の道を抜けたかなり辺鄙なところにあります。白い漆喰の壁のいくつかの建物が集合してこの博物館になっているようでした。暖簾がかかっている小さな入り口をくぐると、一気に時代を飛び越えたような古く落ち着いた雰囲気の展示室が現れました。期待以上に楽しませてくれそうな予感がしました。
受付の方が、今いる1~3号館が連なった棟と、一度、外に出た4~6館があることを説明してくれました。私は一番右奥の2号館から見ることにしました。
駄菓子屋の玩具と近代玩具ー収集家垂涎必至
2号館は「駄菓子屋の玩具と近代玩具」が集められています。特集されていたのか、太平洋戦争時代のおもちゃに目を惹かれました。戦車などの兵器、双六なのか中国各都市に日の丸が掲げられているボード、「ノギタイショウハシンノブシ」の札があるカルタ。戦争は楽しい子供の遊びもこのように染めてしまうんですね。しかし、迷彩に塗られたバイクに跨る兵士をかっこいいと思ってしまいました。
また、コレクター垂涎の漫画のヒーローのキャラクターがひしめくように展示してありました。ダッコちゃん、マジンガーZ、ウルトラマン親子、鉄人28号、マグマ大使、黄金バット、ビッグX、カネゴン、プースカ、ゴジラ、ペコチャン、鉄腕アトム、科学特捜隊早田隊員・・・きりがありません。この部分だけでも、十分、ここを訪れる価値がありそうです。
平成のおもちゃ文化史
1号館は企画展会場で、今は、「平成のおもちゃ文化史」ということでした。私は世代的にあまり響かなかったですが、当てはまる人には楽しめると思います。また、これは2号館3号館にも常設展示されていると思われる、ガラスケースの上や天井の凧、こけし、だるまなど、興味を引くものが沢山ありました。
伝統手芸の世界、遊びのコーナー
3号館は伝統手芸の世界、遊びのコーナー、ミュージアムショップです。伝統手芸のところでは、趣味、探鳥の私としては孔雀、鶏にどうしても目がいってしまいました。
遊びのコーナーではおもちゃに関する海外のポスターが展示されていいます。海外のポスターは今見ても新鮮でが楽しませてくれます。
日本の郷土玩具
一旦、外に出て、4号館です。ここは2階建てになっていて、1階は日本の郷土玩具、2階は世界の玩具です。1階ではアイヌの民族衣装を着た人形、素焼きの二つのお面が印象的でした。
海外の玩具
2階では、海外の玩具が展示されています。文化の特色を感じることができます。
らんぷの家
5号館は「らんぷの家」です。
ままごとのおもちゃー不気味なキューピーは見もの
最後の6号館は特別展会場です。今日は、ままごとのおもちゃの展示でした。まさに古今東西の展示でした。ままごとといえども侮れない完成度の品々が並んでいました。ここになぜか、日本人からすると西洋人にはリアルなキューピー人形がおいてありました。見ようによっては不気味です。
帰宅してから、パンフレットを見て分かったのですが、ここはミシュラン・グリーンガイド二つ星だそうです。納得です。