0058. 宿場町、平福を散策

雨の日、宿場町、平福に一人旅

妻は入院している義父の世話のため留守、雨が降ったり止んだりの今日。どこに出かけるか悩んだ末、一度行ってとても気に入った平福の町に行ってみることにしました。前回、初めてだったのですが、妻が足を怪我していて、少ししか歩かなかったので、今回は、ゆっくり、時間をかけて広く散策しました。
高速道路で一時間ちょっとで到着です。道の駅宿場町ひらふくに車を止めて散策を始めました。

山上の利神城の石垣の眺め

まず、道の駅の展望台に上がって、利神城跡を眺めました。利神城は貞和5年(1349年)に別所敦範が築き、その後、寛永8年(1631年)の一国一城令で廃城になったそうです。平福は城下町として開かれ、城がなくなった後も宿場町として生き残った、ということでしょうか。あとで寄った平福郷土館牢屋敷跡でこのジオラマがあって分かったのですが、いくつもの曲輪があって相当な規模だったようです。

正覚寺、陣屋門代官所跡、宮本武蔵初決闘の場、六地蔵・刑場跡

立派な山門を持つ正覚寺、陣屋門代官所跡、まだ、梅の花の香りが漂う天満神社、宮本武蔵初決闘の場、六地蔵・刑場跡に立ち寄りました。宮本武蔵は13歳で初めて決闘してるんですね。決闘なので負ければ死です。それを13歳で行うとは。さすがに、この時代でもそんなにある話ではないのではないでしょうか。

旧因幡街道の風情や、良し

ここから、宿場町の風情漂う旧因幡街道を歩きました。ところどころに昔の風情を残した家並みが残っていて、そんな風情に出会う楽しさを存分に味わえます。突如、現れた廃材で作られたオブジェはご愛嬌です。

平福郷土館牢屋敷跡は、意外に面白い

前回は行けなかった平福郷土館牢屋敷跡に入ってみました。少し、大き目の二階建ての古民家の佇まいです。老夫婦が運営していて、中の一段上がった座敷には、その老夫婦があたる炬燵があり、旦那さんがテレビを見ていました。なんとも家庭的な郷土館です。展示物は大きな太鼓や蒸し器、古い看板など、面白いものがありました。ここの2階に利神城跡のジオラマがあります。建物自体も高い吹き抜けや、思い切り屈まないと入れない入口、跳ね上げて雨戸になる縁など、興味深かったです。奥さんがとても気さくに説明してくれました。

佐用川沿いの眺めがこの町のハイライト

ここから、引き返します。途中で佐用川沿いに出られる道を見つけて、石垣の上の舗道を歩きました。小雨降る川沿いの家並みの雰囲気はとてもしっとりと落ち着いています。京橋のところで一般道に上がって智頭線の平福駅に向かいました。ここも町の風情に合わせた感じのいい建物になっています。


引き返して、佐用川の手前の川沿いの小さな道を行き、天神橋を渡ります。ここから、川沿いの家並みのいいショットが狙えます。

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瓜生原のそば、古民家の雰囲気は最高

旧因幡街道に戻り、お休み処瓜生原に入りました。ここは少し太めの腰の強い美味しいそばが食べられるのと、この建物自体瓜生原家として公開されていて、鑑賞できるところです。前回は空いていなくて行けなかった川座敷でそばを頂きました。これくらい腰の強いそばは他に知らず、大好きな感触です。宿場町の古い家の風情も楽しませてもらいました。

帰り際の晴れ間が、気持ちよいショットをくれた

ここから川沿いの石垣の道に直接出ることが出来ます。出てみると、晴れていて、川沿いの家並みの散策は私をとても気持ちよくさせてくれました。

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こんにちは。子供たちは成人し、定年まであと数年。仕事はきっちりしながらも坦々と、週末の妻との時間を楽しみに暮らしています。出会った野鳥や、おいしいもの、心地よい場所にまつわる話を綴っていきます。